即断即決!!ヒロイン式トロッコ問題?

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    【概要】
    気が付くと、4m四方の狭い部屋の中心で立っていた貴女。
    四方を囲む壁の内、唯一ガラスで出来ている眼前の景色は真っ暗で、手元にはぽつんと置かれた押しボタン式のスイッチ。
    ここはどこだろう、と考える間もなく、貴女の耳に女性のアナウンスが聞こえてくる。

    「トロッコ問題、ご存知ですよね? 死ぬ運命にある5人を見捨てるか、5人を助けるために1人の犠牲を許容するか。明確な正解の存在しない、倫理学で有名な問題の1つです。ヒロインである貴女なら、似たような場面に遭遇する事は多い事でしょう」
    「ヒロインと敵対する我が組織に取って、その傾向を把握する事が出来れば、貴女方を打倒するチャンスに繋がる筈。そこで、今回はこのようなシチュエーションをご用意しました」

    硝子の向こうに光が灯ると、そこには薄暗く広い工場のような光景と、左右に広がる6本のベルトコンベアが見えた。
    ベルトコンベアの右側には椅子が設置されており、コンベア1つにつき1人の少女が拘束されているのが確認できる。そして左手方向には、怪しげでまともではない装置が、とてつもない存在感を放っていた。
    貴女の思考が良からぬ考えに至ったと同時に、手前の5本のベルトコンベアが稼働を始める。

    「今から、我々が捕らえた5人のヒロインをアクメ処刑します。便宜上処刑と名付けただけですので、実際の所死にはしません。ですが、再起不能になるのは間違いないでしょう。一挙に5人も無力化されてしまえば、貴女方にとっては多大な損失だ。ですから、助けるための機会を貴女に与えましょう」
    「貴女の手元のボタン。そちらを押せば、今動いていないベルトコンベアと動力を逆転させることが出来ます。1人を犠牲に、5人のヒロインを助けることが出来る。なんて素晴らしいボタンなんでしょう」
    「ただし。そのベルトコンベアに拘束されているのは、貴女方とは何の関係のない一般人です」
    「何の罪もない一般人を助ける為に、将来沢山の人を助けるヒロイン達を犠牲にするのか。それとも、多くの人々の為に無辜の民を犠牲にするのか……」
    「ボタンを押せるのは1度きり。さぁ、彼女達の命運は今、貴女の手の中に」

    押すか、押さないか。
    単純な二元論――だが、ヒロインである貴女なら、3つ目の選択肢も取りえることだろう。
    時間はない。さぁ、貴女はどうする――

    【参加者】

    シャトン
    ※以下サブ当選
    セイバー・ソレスタル
    魔女“Sin”
    海淵紫音
    フェアリードロップ
    ユキ

    【結果】
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20755641

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