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【前文】
「救援要請に応じてくれたことを感謝する」
『魔宿(ましゅく)』。
かつて妖魔からの侵略を受け、長く拮抗した戦いの末に奇妙な共存関係ができあがった逢魔都市。
平和なのは表面上だけ、水面下ではヒロインたちと街に根付いた淫魔たちの戦いが繰り広げられている。
そんな街の治安維持を取り仕切っている公安ヒロイン課から他所のヒロイン達に救援要請が発布されたのは、数日前のこと。
「治安維持に尽力してくれてる民間協力者のヒロインが数名攫われた。犯人はわかっている、牧場主(ドミネイター)と呼ばれている妖魔だ」
魔宿に巣食うのは人間の快楽を啜って生きる妖魔たち、エサを取り合う関係の彼らは仲良しこよしにはなりえない。
戦争の中で妖魔側でもいくつもの組織が生まれ、同じくらいの数が消えていった。
群雄割拠の魔宿の中で現在まで生き残り、力を伸ばし続ける三大勢力の一角に名を連ねるのが牧場主。
「協定により奴は一般人には手を出さないが、ヒロインは別だ。仲間の危機を私達が救わなければならない。君達には我々が陽動している間に奴の人間牧場……アニマルパークのひとつに潜入し、攫われたヒロインたちを助け出してほしい。敵は最強クラスの妖魔、危険は多いが……どうか頼む」【概要】
妖魔の拠点のひとつに潜入し、洗脳支配の末にペット化したヒロインたちを助け出せ！参加者(敬称略)
クローバー・サキ
ネージュフルール
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