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- 2020年7月5日 10:48 PM #2647
「のう、ゴーレムさんや。
これからワシの言うことは、少しどころでなくお節介かもしれん。
老人の戯言だと流してくれてもいいし、助言として受け止めてくれてもいい。
おぬしが自分の中にある激情を嫌い、それを抑えこむ事を第一に考えていることはワシも承知している。
……じゃがの、それでは駄目じゃ。」
『骨ノジジイカ…貴様何ガ言イタイ』
「感情なんてものは、個人差はあれど誰もが扱いかねているものじゃ。
特にそれが強ければ強いほどに、抑えつけようとすれば必然反動も強まる…。
暴れる獣を無理やり縛り付けようとしているのと同じことよ。」
『……』
「何よりも、その激情もまた紛れも無いおぬし自身なんじゃよ。
それもまた自分自身だと受け入れるんじゃ、飼い慣らすんじゃよ自分という獣を。
自らの一部と受け入れ、手綱を引くんじゃ。」
『我自身ヲ認メロト…』
「冷静さと情熱を併せ持つ者こそが、優れた将よ。
偏るばかりではバランスが悪かろうて。
相手の言動や行動にに腹が立ちそうになったら、そんな奴らはみんなカボチャだとでも思ってしまえばいい。
おぬしを怒らせたらどれだけ恐ろしいかを知らない、そんなマヌケなカボチャ。」
『怒ルナト……?』
「いやいや、怒らねばならないときならばそれは制御された怒りであるべきじゃ。
そして存分に思い知らせてやればいい。
おぬしが、どれほど怖い存在であるかをの。」
『…アッチニ行ク前ニ寄ルトコロガ出来タ』
「ふぉっふぉっふぉ…、若いもんが殻を破る瞬間はいつ見ても面白いのう…」
怪人はもういない、ここにいるのは激情をモノにした褐色の猛将だ。
頭はクール心はヒートの理想のスタイル。
確実に事を運ばなければならないときこそ、事前の準備がモノを言う。
自身に足りないものはいくつもあるが、他から用意立ててしまえばいいのだ。
速度を殺す、触れたら悪影響を及ぼす、遠距離攻撃手段…etc
技術部でひと悶着起こした後、ヒロインへ辱しめを与える休日タイムへ突入した。
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「ねえ、はるかさん。わたし今すっごい嫌な予感がするの…」
「奇遇ね、らんさん。あたしもそう言おうと思ったところよ…」
二人が伏せているのはある湿原の休憩スペースの中。
新聞部の取材としてパワースポット巡りを行っていた秋野はるかと
臨時部員として協力していた鈴野らん。
先に異常に気付いたのは怪人慣れしたらんの方だった。
遠くの方で人影が地面から複数沸き上がり四方へ散らばっていき爆発四散する。
はるかの持っているカメラの望遠レンズで確認すると
泥の人形が爆ぜると中から拳サイズのイモムシのようなものが飛び出し湿原の中に消えていく。
中央で雰囲気が違う泥人形?が掌に肉蟲を載せて指揮を執っているようだ。
「あれが親玉…かな?」
「ねぇ、気づかれてないなら逃げようよ」
「うぅん…!?、ヤバい逃げよう」
掌の肉蟲がキョロキョロ動いたかと思うと身体をこちらへ向けて飛び跳ねだす。
はるかの視線と肉蟲に誘導されたゴーレムさんの視線が交差する。
『ソコカ……』
泥人形が一斉にこちらに向かってくる。
動きが湿地帯で制限されるのか遅いので逃げ切れると思い駆けだす。
肉蟲の群がが水を切るように高速で迫っていく。
更には一部の泥人形が自身の中から肉蟲の塊を圧縮空気で逃げる自分達の前方へ撃ち出す。
あっという間に周囲を肉蟲に囲まれてしまう。
悲鳴を上げる二人へ大量の肉蟲が覆いかぶっていく。
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今回登場するの方々の所持スキル等となります
ゴーレムさん
【褐色の猛将】
【分身生製】
【石壁外装】
【集団統率】
【戦闘技能:素手】
【戦術指揮】
【振動拳】
【投擲技能:肉蟲球】
【生態知識:肉蟲】
【擬装術:湿地環境】
スワンプマン
【トループ】
【戦闘技能:素手】
【拘束】
【自爆】
【圧縮空気砲:肉蟲球】
【捕縛牢獄】
【内蔵:肉蟲】
肉蟲
【トループ】
【体当たり】
【粘液射出】
【噛みつき】
【湿地適正】
【全身媚毒生命体】
【生体レーダー】
【秋野はるか&鈴野らん】
下半身を捕らえられスワンプマンの前面にレリーフのように固定されています。
スワンプマンの中では肉蟲から凌辱を受けており、媚毒に侵されています。
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参加PC
① [GM/PL]さざんか/高峰 雫
② ゼクロス@禍月
③ 白山 聖奈/リリエン
④ 萩谷のんの/プリザリリィ
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